ヤフオク出品管理を効率化するには?全工程の棚卸しと自動化できる範囲
ヤフオクの出品管理で時間を奪われているのは、出品作業ではなく落札後の工程です。購入手続きの催促、入金確認、発送連絡、評価、取引メッセージへの返信は、一件ずつなら数分でも、落札件数に比例して積み上がっていきます。無料の出品支援ツールの多くは出品と再出品に設計が寄っており、落札後の領域まで一貫してカバーするものは限られます。
この記事では、ヤフオクの出品管理に発生する作業を出品前・落札まで・落札後の3ブロックで棚卸しし、どこまで自動化できるのか、管理ツールを選ぶときに何を確認すべきかを整理します。
【この記事でわかること】
- ヤフオクの出品管理に発生する全工程と、時間を奪っている工程の特定方法
- 各作業が「自動化できる/条件付きで自動化できる/人が判断する」のどれに当たるか
- 管理ツールを選ぶときに確認しておきたい3つの観点
ヤフオクの出品管理で時間を奪うのは、出品作業ではなく落札後の工程
出品数が増えたときに先に回らなくなるのは、落札後の工程です。出品はまとめて片づけられますが、落札後は件数の分だけ個別に発生するため、規模が大きくなるほど負荷の伸び方が変わってきます。出品支援ツールを乗り換えても負担が減らなかった場合、原因は機能の不足ではなく守備範囲の違いにあります。
加えて、出品形式が混在するほど確認と操作のために開く画面が増え、作業そのものより往復の回数が時間を食うようになります。さらに、ヤフオク!ストアの出品可能商品数は無制限とされている一方で、出品数が10,000点を超えた場合には、サーバー容量の確保とガイドラインに則した出品かどうかの確認のため、一時的に出品できなくなる場合があると公式に明記されています。
参照元:料金プラン|Yahoo!オークションでネットショップ開業(LINEヤフー)
規模の拡大には、出品数そのものとは別に運用構造の側の上限があります。作業を速くする発想だけでは頭打ちになりやすいため、まずは工程の棚卸しから始めるのが現実的です。
ヤフオクの出品管理には、どんな作業が発生する?
ヤフオクの出品管理に発生する作業は、出品前・落札まで・落札後の3ブロックに整理できます。以下は工程を動作レベルまで分けたものなので、自社の運用に当てはめながら読んでみてください。
出品前|商品登録・画像準備・価格設定
出品前のブロックには、商品情報の登録、商品説明文の作成、画像の撮影とリサイズ、カテゴリ設定、開始価格や即決価格の設定が含まれます。
このブロックの特徴は、テンプレート化しやすい工程と、商品ごとの判断が必要な工程が混在している点にあります。配送方法や返品条件、定型の注意書きは一度作れば使い回せますが、中古品や一点物を扱う場合、状態の確認と値付けは商品ごとに人が判断することになります。テンプレート化できる部分だけを切り出して整理しておくと、後の効率化がやりやすくなります。
落札まで|出品・再出品・質問対応
落札までのブロックには、出品操作、未落札商品の再出品、出品スケジュールの調整、購入検討者からの質問への回答が含まれます。
このブロックは一括処理が効きやすく、無料の出品支援ツールでも一定の効率化ができます。ただし競り形式と定額形式では扱いが分かれるため、両方を運用している場合は、同じ操作で処理できるかどうかで手間が変わってきます。
落札後|購入手続きの催促・入金確認・発送・評価・取引メッセージ
落札後のブロックには、落札情報の取得、購入手続きの催促、入金確認と入金催促、発送準備、送り状の発行、発送連絡、評価、取引メッセージへの返信が含まれます。一件あたりの所要時間は短くても、落札件数に比例して総量が増えていきます。
さらにこのブロックには、相手の行動を待つ工程が含まれます。購入手続きや入金は落札者側の対応次第なので、自分のペースで処理を完了できません。日中に確認しきれなかった分が夜に回り、就業時間外の作業が発生しやすくなるのは、この構造が理由です。
どの作業を自動化できる?「自動化できる/条件付き/人が判断する」の3層で分類する
ヤフオクの出品管理は、すべての工程を自動化できるわけではありません。判断が必要かどうかと、例外がどれくらい発生するかを基準に分類すると、自社に残る作業と仕組みに任せられる作業の境目が見えてきます。
自動化できる作業|手順が固定されている定型処理
処理の条件が明確で、担当者による判断のブレが生じにくい工程は、自動化の対象になります。落札情報の取得、購入手続きの催促、入金確認、発送連絡、評価がここに当たります。
これらは「この状態になったらこの処理をする」という条件が決まっているため、人が介在する必要性が低い工程です。特に購入手続きの催促や入金確認は、人が定期的に画面を見に行かなければ気づけないため、自動化による効果が出やすいと言えます。
条件付きで自動化できる作業|例外処理の設計が必要な工程
一括出品と再出品、送り状の発行、複数注文のまとめ発送、在庫の更新は、条件付きで自動化できる工程です。基本的な流れは決まっている一方で、商品カテゴリや配送方法によって例外が発生します。
サイズの大きい商品だけ運送会社を変える、特定のカテゴリだけ別の設定を使うといった運用がある場合、その例外を設定へ落とし込めるかどうかで効率が変わります。例外の量を把握しないまま自動化すると、該当する注文を人が探して個別対応することになり、確認作業がかえって増える場合があります。
人が判断する作業|自動化の対象にしないほうがいい工程
商品の状態確認、写真撮影、値付け、クレーム対応、返品可否の判断は、人が担う工程として残ります。ここを無理に効率化すると、出品品質や評価に影響が出ることがあります。中古品を扱う場合、状態の説明が実物と食い違えばクレームや低評価につながるため、確認の手間を削る判断は慎重に行いたいところです。
自動化の目的は、作業量をゼロに近づけることではありません。定型処理に費やしている時間を減らし、この判断作業や、仕入れ・値付けといった売上に直結する部分へ時間を回すことにあります。
ヤフオクの出品管理ツールは何で選ぶ?確認しておきたい3つの観点
管理ツールは、機能の数ではなく、自社に残る作業がどれだけ減るかで選ぶと判断しやすくなります。機能一覧の対応可否表記だけでは、どこまでの業務がカバーされるか読み取りにくいためです。ツールによって設計思想も対応の深さも異なるので、以下の3つの観点で自社の運用と照らし合わせてみてください。
対応範囲|出品だけでなく、落札後の工程まで含まれているか
出品と再出品への対応は多くのツールが備えていますが、落札後の工程をどこまで扱うかはツールによって異なります。
確認するときは、自社の落札後の工程を一つずつ挙げて対応可否を照らしていく方法が分かりやすいでしょう。購入手続きの催促、入金確認、入金催促、送り状の発行、発送連絡、評価、取引メッセージの管理といった項目を並べ、どこまでがツール内で完結し、どこからヤフオク側の管理画面に戻る必要があるかを見ていきます。
出品形式|競りと定額の両方をどう扱えるか
競り形式と定額形式で運用が分かれるため、両方を同じ操作で扱えるかどうかは確認しておきたい観点です。未落札商品の一括再出品に対応しているかも、出品数が多いほど効いてきます。
加えて、定額で登録した商品データを競り出品に転用できるかなど、形式をまたいだデータの扱いも手間を左右します。将来的にYahoo!ショッピングや他のモールへ販路を広げる可能性がある場合は、在庫連動の対応範囲も併せて見ておくと、後から乗り換える手間を減らせるでしょう。
運用の詰め|例外処理の吸収と、導入後に相談できる体制
商品カテゴリや配送方法の例外を、設定でどこまで吸収できるかは導入後の負荷を分ける部分です。標準機能で吸収しきれない運用がある場合、カスタマイズに対応できるかどうかも判断材料になります。
見落としやすいのが、導入後に相談できる窓口があるかどうかです。初期設定でつまずいたときや、モール側の仕様変更があったときに、どこへ聞けばよいかがはっきりしていると、運用が止まる時間を短くできます。
落札後の作業まで1画面で完結させる「ラクーン」
ここまで挙げてきた観点を、ヤフオクの運用に合わせて満たすことを目指してきたのがラクーンです。ラクーンは、ECサイトを運営するストアのオーナー様と現場の方々の声から生まれた一元管理システム。その特徴をご紹介します。
購入手続きと入金の催促を自動化し、夜間の確認作業を減らす
ラクーンには、取引メッセージを利用した購入手続きの自動催促機能があります。落札者のうっかり忘れや、コンビニ決済の入金忘れを防ぐための仕組みです。コンビニ決済の入金はラクーンが自動でチェックし、入金が確認できた注文は発送処理の段階へ自動的に移動します。
このほか、自動評価、取引メッセージの自動書き込みと取り込み、別々の注文をまとめて発送する機能にも対応。相手の行動を待つ工程が自動で進むため、担当者が画面に張り付いて確認する時間を減らせます。
10,000件超の一括出品・再出品に対応し、商品情報の変更もラクーン内で完結
ヤフオクへの出品と再出品は、10,000件を超える一括処理に対応しています。商品数量、送料、値引き、調整額の変更もラクーンの操作だけで完結します。
また、テンプレートとラクーン独自の特殊タグを使えば、商品説明の登録や変更にかかる時間も短縮できます。CSVによる商品情報の一括登録・変更にも対応しています。
ヤフオク!のパートナーツール掲載と、導入ストアの運用規模
ラクーンは、LINEヤフーが運営するヤフオク!ストア出店の機能紹介ページで、パートナーツールとして掲載されています。
参照元:機能紹介|Yahoo!オークションでネットショップ開業(LINEヤフー)
ご利用いただいているストア様の運用規模は、常時出品数3,000商品から32,000商品、1日の出荷件数30件から350件と幅があります。導入から3年が経過したストア様の年間売上は、平均174%に拡大しています。
Yahoo!ショッピング、楽天市場、Amazon、メルカリShopsなど複数モールの一元管理にも対応しているため、販路を広げる段階でも同じ画面で運用を続けられます。
機能の詳細と料金プランは資料でご確認いただけます。現在の運用で残っている作業に合わせた使い方についても、お気軽にご相談ください。